コンサルティング、コーチング、カウンセリングって何が違うのかという話をよく聞きます。
ではその違いは何でしょうか?
私自身は、コンサルティングとコーチングを行っており、その場面において使い分けています。なので○○コーチ、○○コンサルタントと名乗っています。その種類や違いについて触れていきたいと思います。
コンサルタント・コーチ・カウンセラーの種類
コンサルタント、コーチ、カウンセラーはあくまで肩書きです。資格を持っている人もいますが、資格をもっていなくても誰でも名のることができます。
コンサルタントですが、一般的に耳にするのが、経営上の問題を解決する経営コンサルタントや経営の側面からITをどう活用していってよいのかアドバイスするITコンサルタントというものです。
他にもDXコンサルタント、マーケティングコンサルタント、財務コンサルタント、M&Aコンサルタント、WEBコンサルタント、集客コンサルタント、SNSコンサルタントなど様々な肩書きがあります。
また、コーチにも自己啓発コーチ、メンタルコーチ、人生に寄り添うライフコーチであったり、NLPコーチ、仕事面に関するビジネスコーチや経営者・経営幹部向けのエグゼクティブコーチ、恋愛に関する恋愛コーチ、県根面・精神面をサポートするヘルスコーチやスポーツコーチなどがあります。
カウンセラーについても同じで、心理カウンセラー、企業内の社員をサポートする産業カウンセラー、スクールカウンセラー、どうキャリアを積んでいってよいか気付かせるキャリアカウンセラー、夫婦カウンセラー、離婚カウンセラー、終活カウンセラー、あまり馴染みのない遺伝カウンセラーなど様々です。
要するに肩書きであり、○○(○○は相手に何に役立つのか、他との違い)+コンサルタント、コーチ、カウンセラーと名乗っているだけです。
私の場合、コーチとして、企業に対しては社長がいなくても会社が回るように実現する経営自走化コーチと名乗り、個人に対しては、あなたの夢や目標を達成するためにサポートする夢実現コーチと名乗っています。
コンサルタントとしては、IT導入やWEBの活用を促進させ売上を向上するお手伝いを経営成長コンサルタントと名乗っています。
あまり深く言及しませんが、サポートするなら、○○サポーターと名乗ってもいいですし、無名な人を発掘し、世に出すお手伝いをするなら○○プロデューサーと名乗っても良いわけです。
自分がしっくりくる肩書きをつければよいとも言えます。
コンサルティング・コーチング・カウンセリングの違い
コンサルティング・コーチング・カウンセリングの違いって何でしょうか。4つの観点から見ていきましょう。
コンサルティングの目的は、知識や経験からノウハウや答えを提供することです。焦点は問題解決です。相手との関係性は、専門家として相手に提供する。何を行うかは、観察、分析、問題解決、アドバイスだと考えます。
コーチングの目的は、自己の発見と成長の促進、自己実現の支援です。焦点は相手の未来のゴールと行動を自発的に促すことです。相手との関係性は、主体は相手であり、コーチはその支援することです。何を行うかは、相手に質問を投げかけ、発見し、相手から引き出し、それを明確化に、自身で実行できるよう勇気付ける、後押しをすることと考えます。
カウンセリングの目的は、過去の痛みや問題を乗り越える支援です。焦点は、相手が持っている過去の感情的な問題です。相手との関係性は、相手の痛みの寄り添うこと。何を行うかは、相手を安心させたり、気付かせたり、落ち着かせることと考えます。
まとめ
コンサルタントは、相手にノウハウを提供したり、答えを与えること。相手の状況をヒアリングし、分析し、ならば、こうしたらどうでしょうかと解決策を提案します。
それに対してコーチは、答えは相手の中にあるという考えでスタートします。相手の夢や目標に対して、ゴールに達成するために寄り添い、ともに伴走する形です。スタンスは答えを与えることはしません。ただどうしてもという場合には、実体験上、答えを与える場面もあります。
カウンセラーは、相手が持っている過去の感情的な問題をサポートすることです。相手の痛みの寄り添うことで相手に安心感を与えることです。
コーチとカウンセラーとの違いは、コーチは、ゼロやイチの状態からゴールに向かってサポートすること、カウンセラーは、マイナスの状態からゼロの状態にサポートすることだと思っています。
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